○参考人(江守正多君) ありがとうございます。
僕自身は必ずしも詳しくないんですけれども、背景としては、よく言われますように大気汚染の問題があって、自動車の排気ガスであるとか石炭火力発電所の排気ガスというのを減らそうという世論も政府のモチベーションも非常に大きかったと。
もう一つは、恐らくやはり産業政策なのであろうと思います。
先ほどちょっとEVの話をしましたけれども、EVをある程度の割合売らなくちゃいけないという
江守正多
○参考人(江守正多君) 御質問ありがとうございます。
最初の点について、倫理観を共有する必要は必ずしもないというふうに書いたことがあるのは、全員が共有する必要は必ずしもないということですね。
これは、僕が書いたものでは分煙を例にしていまして、分煙の話って最近ちょっとややこしくなっているので、ちょっとそのややこしい部分はおいておいて、例えば三十年前と現在を単純に比較したときに、昔は考えられないぐらい
江守正多
○参考人(江守正多君) よろしくお願いいたします。
アジア太平洋に限らないんですけれども、グローバルな問題として気候変動の問題、いわゆる地球温暖化の問題について大枠の認識をここで述べさせていただきたいと思います。
資料を御覧いただきたいと思います。
二ページ目、一枚目の下に世界平均気温の変化傾向が書いてありますけれども、このように長期的には上昇傾向であると。途中上がったり下がったり、あるいは十年
江守正多
○参考人(江守正多君) ありがとうございます。
いろいろ述べるべきことあるかと思いますけれども、私の立場から、科学者という立場から一点申し上げさせていただきたいと思います。
国際的なルールを考える上で、科学的な知見を共有していることというのは一つの前提となる大きなルールなんじゃないかというふうに考えています。
つまり、温暖化がどれぐらい深刻かということの認識が国によって、あるいは主体によって異
江守正多
○参考人(江守正多君) 御質問ありがとうございます。
まず、第一点目につきましてですけれども、本日、私は国立環境研究所の江守ということで参加して、出席させていただいておりますので若干戸惑うところがあるんですが、私、全く個人的な立場で全く自発的に集まった仲間と地球温暖化の政策をどうしたらいいかということを議論して、そして報告書をまとめたものがインターネットなどで公開しております。
これは、全くその
江守正多
○参考人(江守正多君) 江守でございます。本日は大変貴重な機会を与えていただきまして、どうもありがとうございます。
私は、いわゆる地球シミュレータという日本が造りました世界最高速のスーパーコンピューターを使いまして、温暖化の将来予測の研究をしております自然科学者であります。IPCC、皆さん御存じかと思いますけれども、そこに我々の予測計算結果も貢献いたしましたし、あるいはIPCCの活動にタスクグループ
江守正多